〜ブルーマウンテンコーヒーの故郷ジャマイカ島でのエキゾチックな出会い〜
このコーナーでは私(久野)の今日までコーヒーとの出会い、そして感動的なストーリーを紹介していきたいと思います。第2弾としてはジャマイカ島で出会った『ブルーマウンテン』をご紹介します。

        「ジャマイカ島」、それは西インド諸島に浮かぶ小さな島です。近くにはキューバ、ハイチ、プエルトリコ、ドミニカといったカリブ 海を代表するおいしいコーヒーが採 れる島々が隣接しています。昔はイギリスの植民地で 今はアメリカ領土になっています。この島に私が足を入れたのは今から10年前のことでコーヒーにたずさわっている人間にとって、1度は行ってみたい言わば憧れの島なのです。このジャマイカ島で採れるコーヒーはそれぞれエリアに分かれていてジャマイカ/ハイマウンテン/ブルーマウンテンという順番で各エリアで採れたコーヒーを農民たちが政府に集めそれからコーヒーだけを検証しかつ厳密なチェックをするコーヒー機構がありす。これがC.I.B(コーヒー・インダストリー・ボ ード)という非常にチェックのきびしい機関なのです。言い換えれば、ブルーマウンテンエリア(ブルーマウンテンコーヒー)として収穫 されてもこのC.I.Bでカップテイストを行ないパスしたものだけが国印(ブルーマウンテンNo.1/Product of Jamaica)をもらい正式に 「ブルーマウンテンNo.1」として出荷されるのです。
   

 さあ、いよいよブルーマウンテン山脈へ出発!首都:キングストーンからマイクロバスで約5時間かけてブルーマウンテン山脈へと向かいます。その間、小さな洞窟が何ヶ所もありを聞いたところ昔スペイン領土だったころ、奴隷たちが首都キングストーンへ逃げるまでに何個も洞窟を掘ったそうです。現地の人達はこの道を今でも 「奴隷ロード」と名付けいます。そんなこんなでキングストーンでは36℃もあった気温も徐々に下がり中腹にお いては25℃ぐらいまで下がっていました。「だんだん冷えてきたな〜」と思っている時でした丁度お昼の12:30〜13:00の間でしたどこからともなく一斉に霧がまいこんできて一気に前方が見えなくなりバスは一時停止しました。あまりにも感動的な霧だったので私は外に出て回りの景色を見た所、霧だけではなくパウダーレインも一緒に降っていたのです。シャツについた雨をとりはらうと雪のようにさっととれる今までに経験したことのない雨だったのです。首都:キングストーンとブルーマウンテン山脈との温度差が12℃〜15℃ぐらいあり、そして1日1回、この時間になると降る霧と雨がブルーマウンテンコーヒーの実をひきしめる大きな役割をしているんだなぁ〜と神秘的出会いを感じました。それから約30分ぐらい経つとおさまり、頂上へ向け出発しました。それから約2時間後やっと頂上へ到着した時は気温も30℃に戻っていました。私は正直な話、これまでブルーマウンテンコーヒーは何故高いんだろうという疑問だけが残っていましたがこの大自然が与えてくれる神秘的な光景や高地(2000m以上)からキングストーンまで採れた豆を運ぶすごい手間と時間を考えれば総てが納得しましたよ。そして次の日でした。記念に私の名前を入れたブルーマウンテンの木を植樹させて頂き感動いたしました。今では写真のようにこんな立派に成長して生豆を収穫出来るようになるまで大きくなり、この豆を収穫し、プライベートでジャマイカから「コーヒーファクトリー」まで輸出できる日を夢見ています。


 そして最後の日でした。「本当のブルーマウンテンコーヒーの飲み方」ジャマイカ風を飲ましてあげるからということで当時の女性総裁の自宅に招待に預かりメイドさんに真っ黒なコーヒーをもって来て頂き、飲む前に今まで経験したことのない色と香りにビックリしました。今までの私なりのブルーマウンテンコーヒーは、琥珀色のきれいな色に甘い香りとコクと言ったイメージだけが残っていましたがこのコーヒーはさすがに驚かされましたよ。総裁より「さあ、召し上がれ!」との言葉と共に飲もうとした瞬間、「ブラックはだめ!ミルクを一緒に入れる」とのことでしたのであわててミルクを入れて飲もうとしたしたのですがミルクピッチャーからミルクが落ちてきません。「あれ!何でだろう?」と思いつつ、少しづつですが落ちてきて、よ〜くかき混ぜながら飲みました。このミルクはなんですか?と私はすぐに質問をしましたが総裁はにこっと微笑み、ジャマイカの「コンデンスミルクですよ」との答えに私はただびっくり仰天、しかし呑んでみない事にはと思い一口目をうるおしたところ今でもはっきりと覚えていますが本当においしかったですよ!ブルーマウンテンコーヒーとコンデンスミルクとの素晴らしいハーモニー、まさにこのジャマイカでないと味わうことの出来ないコーヒーの世界なんです。いつかブルーマウンテンコーヒーの深煎りとコンデンスミルクとの世界を紹介していきたいと思っております。

 最後の3日間は昔、映画の「カクテル」の舞台となった北海岸の「フリーダムホテル」に泊まりレゲーヤカリプソなどのカリブ海を満喫し、この「ジャマイカ島」でのエキゾチックな出会いは終了しました。そうそう帰りはニューヨーク(ケネディー空港)経由で帰る予定(ジャマイカからニューヨークまでジャンボジェット機で約6時間半かかる)でしたがなんと英国航空の「コンコルド機」に乗せてもらい、たった2時間でケネディー空港に到着しましたよ。

このページを見て少しでも興味をもった方は一度遊びに来て、私たちと一緒にコーヒー談議でもしてみませんか?待ってますよ。

では、次回も楽しみにね!

P.S..またこの祭、記念に頂いたイギリス王室向けの「ブルーマウンテンNo.1(ウォーレンフォード・エステイト)」を私共で10年間この日までじっくりと寝かせたコーヒーを今月特別に「お楽しみプレゼント」で差し上げます。もしその祭に深煎りが欲しいかたはメールで送ってくださいね!それではまた来月!


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