オーストリア(ウィーン)の『アインシュペンナー』との出会い

このコーナーでは私(久野)の今日までコーヒーとの出会い、そして感動的なストーリーを 紹介してまいりたいと思います。第1弾としてはオーストリア(ウィーン)で初めて出会った『アインシュペンナー』をご紹介します。

 今から15年前、“ヨーロッパ・コーヒーミッション”に参加した私が、立ち寄った都市の一つがウィーンでした。
 私には行く国々が目に入る物、口に入る物全てが非常に新鮮で、緊張した毎日を過ごしてきましたが、特にこの都市(ウィーン)に滞在中は、夢と感動とその国の歴史の重さを痛感しました。
 最後に立ち寄った国(その前は仏独英)でもあり、他の国と違った治安の良さと緑の豊富さ、そして水道水が飲めるという点にも何か安堵感みたいなものを感じとったことをいまでもはっきり記憶しています。
 ホテルのレストランはもちろん、街角のコーヒーショップや居酒屋へ行ってもバイオリンの演奏者たちの音楽があり、ウィーンのコーヒーとケーキがあり、そりゃあもう夢の国みたいでしたよ……いや本当に!

 街中を散策し、コーヒーショップを回っていくうちに色んなコーヒーショップを発見しました。例えば、
(1)「カフェ」は、立ち飲みスタンド
(2)「カフェコンディトライ」は、コーヒーとケーキの店
(3)「カフェアンドレストラン」は、食事が出来、ウィーンのコーヒーも楽しめる店
(4)「コーヒーハウス」は、ウィーンを代表するような歴史とドラマを感じる店 です。天井の高い店内でビリヤードができ、なおかつ美味しいウィーンの楽しいコーヒーがたくさんあるコーヒーショップなんです。

 私は現地の友人、Mr.ギーブヘルムト氏の紹介でウィーンで一番古く歴史のあるコーヒーハウス『シュペール』に連れて行ってもらいました。
 そこで初めてウィーンの伝統菓子『アッフュルシュトゥーデル』(アップルパイ)と300年以上の歴史がある『ザッハトルテ』(チョコレート菓子)をたいらげ、最後に『アインシュペンナー』という取っ手のついたグラスに濃い目のヨーロピアンコーヒーの上にたっぷりとホイップをうかべて飲む、日本でいうとウィンナーコーヒーみたいな商品を飲んでみました。
 その時の瞬間を今でも思い出すことができます。Mr.ギーブヘルムトと楽しい日々を過ごす事が出来ました。……本当に感激!

 古い伝統と歴史を大切に大事にする国、このオーストリア(ウィーン)。ケーキ一つとっても妥協を許さず、戦争さえ起きるほどの真面 目な国…。
 私は緑、水、音楽、そしてコーヒー…全てが一つになったこの都市をみて日本に帰ったらこのようなコーヒーショップを出して、おいしいケーキとコーヒーを作り人々に感動を与えていこうと決心したのです。
 こうして私は、12年前、1988年7月にこの『コーヒーファクトリー』を開店致しました。
 そして、私はこの思い出のために、『アインシュペンナーゴールドブレンド』というコーヒーを作りました。この隣の都市モーツアルトの生まれた都市『ザルツブルグ』へも行き作り上げた『カフェ・ザルツブルグ』もあります。何かP.Pみたいですね。

 このページを見て少しでも興味をもった方は一度遊びに来て、私たちと一緒にコーヒー談議でもしてみませんか? 待ってますよ。

では、次回も楽しみにね!

P.S. Mr.ギーブはこれをご縁に私の姉と結婚し、義理の兄弟になりました。
   めでたし、めでたし


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